「感染警戒期」への切り替えに伴う学校における感染防止対策について
2021年9月30日 07時18分生徒・保護者の皆様へ
県は、10月1日をもって、警戒レベルを「感染対策期」から「感染警戒期」に切り替えることとなりました。
次の知事メッセージと資料を御覧ください。
030929 【知事メッセージ】新型コロナウイルスに関する「 感染警戒期 」 への切り替え について
これを受け、当該期間(10月1日~当面の間)における教育活動の制限等を下記のとおりとするのでお知らせします。
1 教育活動の制限について
〇身体接触を伴う体育や、合唱・管楽器演奏・調理実習等の授業等については、 学校長の許可のもと、健康観察や換気、身体的距離の確保や手洗いなどの感染症対策を徹底し、注意して行うこととします。
2 部活動について
〇県内校との練習試合や合同練習は、必要な感染対策を講じた上で、注意して実施することとします。
〇県外校との練習試合や合同練習は、実施の必要性を慎重に吟味するとともに、常に交流先地域の直近の感染状況を踏まえた上で、安全に実施できると学校長が判断する場合のみ、実施します。なお、実施する際には、訪問先の知事が要請する内容や訪問先エリア(市区町
村)の感染状況を必ず確認し、現地の注意事項に従うほか、感染リスクの高い行動を避け、感染回避行動を徹底することとします。また、感染が十分に減少していない地域を訪問する際は、特に注意することとします。
〇県内での高体連及び高文連、競技団体や文化芸術団体主催の県大会等の公式大会については、必要に応じ主催者が観客を制限するなど最大限の感染防止対策を講じた大会であることを確認するとともに、マスクの着用や手指消毒、移動や昼食、更衣室での休憩等、競技や演技、演奏時以外の場においても感染症対策を徹底した上で参加することを認めます。
〇全国大会及び四国ブロック大会等の公式大会については、県予選を勝ち抜いて、県代表又は四国ブロック代表として出場権を得た大会に限り、参加することを認めます。
〇県以上の代表として参加する強化合宿や練習試合についても同様に認めます。
〇用具等については、使用の前後に消毒をするとともに、児童・生徒間で不必要に使い回しをしないこと。
〇部室等の利用については短時間とし、一斉に利用しないこと。
〇活動時間については、平日2時間程度、土日祝日等の学校休業日3時間程度とします。
※ 部活動は、3密環境がそろいやすい活動であることから、感染回避行動の再度の徹底(移動時には公共交通機関を利用しない、会食等の交流は避ける等)を図ること。
3 校外との交流について
学校活動全般における校外との交流は、
〇県内については、必要な感染症対策を講じた上で、注意して実施する。
〇県外については、実施の必要性を慎重に吟味するとともに、常に交流先地域の直近の感染状況を踏まえた上で、安全に実施できると学校長が判断する場合のみ、実施する。
なお、実施する際には、訪問先の知事が要請する内容や訪問先エリア(市区町村)の感染状況を必ず確認し、現地の注意事項に従うほか、感染リスクの高い行動を避け、感染回避行動を徹底します。また、感染が十分に減少していない地域を訪問する際は、特に注意します。〇修学旅行や宿泊研修などの学校行事については、訪問先や行程での感染防止対策に十分留意します。
4 登下校時のマスク着用について
〇登下校時に公共交通機関を利用する際は、必ず適切にマスクを着用する(「鼻出しマスク」や「あごマスク」など不完全な着用には感染防止効果はない)など感染回避行動を徹底して実践する。なお、自転車・徒歩通学生に関しては、熱中症対応を優先するが、着用時は適切にマスクを着用すること。
5 校外指導について
〇3密環境の中で接触したり大きな声を出したりするなどの感染リスクの高い場所や、多数の人が集まる繁華街、不特定多数の人で混雑するような場所への出入りは、絶対に控えること。なお、期間中、教員による見守り活動を強化しております。
6 寮や寄宿舎について
〇居室では、定期的な換気を行うとともに、他の生徒の部屋に入らないようにするほか、咳エチケットの徹底と近距離での大声での会話を避けるなど感染症対策を徹底すること。
〇食堂や手洗い場、トイレなどの共用スペースを利用する際はマスクを着用し、こまめに換気し、窓や換気装置のない場所では、扇風機等で空気の流れを作ること。
〇施設設備(食堂や浴室等)の広さに応じて、同時に使用する人数や時間を制限するなど、密を避けるようにすること。
〇地域での流行状況や施設内での有症状者の発生状況に応じて、共用スペースの利用そのものの使用制限も検討します。
〇自動販売機などの共用設備、下駄箱、ドアノブなどの複数人が頻繁に触る部分は定期的な(1日数回)消毒を行うこと。
本県では、9月12日のまん延防止等重点措置終了後も、本県独自の警戒レベルは「感染対策期」を維持し、対策を継続した結果、限定的な増加は見られたものの、リバウンドには至らず縮小傾向となっております。また、8月下旬以降、入院患者数は徐々に減少し、9月中旬以降は、入院患者数や療養・入院者数をはじめ、すべての指標がステージ2になっており、県内の医療負荷も徐々に減少しております。
このような状況を踏まえ、10月1日をもって、本県の警戒レベルが「感染対策期」から「感染警戒期」に切り替えられることとなったものです。
本県の学校関係者(児童生徒等)の感染割合は、3月下旬から6月末までの第4波では、それ以前の第3波よりも大幅に低下しました。しかし、7月以降の第5波では、感染力の強いデルタ株による3件の学校クラスターの発生、また、全国的にも10代以下の感染が拡大する中、家庭内感染の増加など第4波に比べ感染割合は高くなっております。
全国的には感染が十分に減少していない地域があり、県外からの感染の持ち込み・持ち帰りに注意が必要であるほか、緊急事態宣言等解除の影響によるリバウンドへの警戒のため、県では少なくとも2週間程度は状況を注視した上で、段階的に緩和していく方針であることから、引き続き徹底した感染回避行動を実践するよう、お願いします。
※ 県内感染者数に占める学校関係者(児童生徒等)の割合
第3波以前(~R3.3.19)約9.5%、第4波(3.20~6.30)約5.4%、第5波(7.1~)約14.0%