気になる存在
2023年5月6日 12時58分連休中も当然のように練習する吹奏楽部員の姿が、今、とても気になる存在となっている。
校内に響く楽器の音色は、まだ、お世辞にも素晴らしいとはいいがたい。
でも、私には、その音が、「私は上手くなりたいんだ。」と必死にもがく音に聞こえ、全く雑音ではない。応援したくなる音なのである。
必死に練習する部員一人一人のひたむきに取り組む姿にこそ、大きな価値があるように思えてならない。最初からいい音色が出るのであれば、誰も苦労しない。毎日毎日、同じ練習を繰り返す中で、出なかった音が徐々に出だすようになる喜びの連続の中で、部員たちはお互いを認め合うようになる。
そして、互いの音が重なり合うことで生まれる素晴らしいハーモニーこそが、吹奏楽の醍醐味ではないのだろうか。
吹奏楽部顧問が生徒に細部にわたり指導する姿と、それに応えようと必死についていく生徒の姿。このお互いの信頼関係の中で、化学反応が生まれないはずがない。
頑張る生徒を見るのが私はたまらなく好きだ。吹奏楽部員がんばれ!!
「上高サウンド」が久万高原町で披露される日を、私たちは楽しみにしている。