野球部頑張れ!!
2023年5月7日 09時43分このところ放課後になると、元気に走り回る野球部員の姿を見るようになった。
校庭にこだまするその声からは、上高生の活気を感じる。
この3月まで野球部員はわずか2名で活動し、寂しい思いをしていたが、この春、大勢の新入部員が加入し、部活動に励んでいる。
だが、部員のほとんどは野球未経験者であり、ケガが絶えない。
野球部を率いるのは、本校2年目の鈴木洋監督。
保健体育科主任、生徒課長、寮務課員等という超多忙な毎日であるが、どこで時間を作っているのか、放課後になると生徒と共に毎日汗を流す姿は、教員の鏡である。
ある時は、ピッチャー。そして、ある時は、キャッチャー。全てをこなす。この積極的に生徒に関わる姿、さらには、人を引き付ける不思議な魅力に触れる中で、自然に生徒は「監督さんについていこう!!」という気持ちになっているように見える。
私たち教員は、「やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」という格言をよく耳にするが、まさしく見習うべき存在である。
今年度も、本校は、済美平成さんと内子小田さんとの合同チームを組み、大会に出場するため、連休中も練習試合等をしながら技術を磨いている。
「勝つことだけが全てではない。でも、勝たせてやりたい。球場にこだまする校歌をぜひ歌わせてやりたい。」と秘かに願いながら、今日も生徒と共に汗を流すその姿は、他の部活動さらには、学校全体にいい波を起こしているように思えてならない。