上高今昔37「部活動2」陸上競技部
2025年6月19日 17時01分 ここ最近部員が少なく低迷していた陸上競技部ですが、今年度(令和7年度)県総合体育大会で1年生の大河戸さんが女子砲丸で6位入賞を果たし、四国大会に出場しました。
本校における陸上競技部の歴史はかなり古いようですが、調べてみると昭和62年度から3年間と、平成14年度から平成20年度の7年間休部の時期があります。近年苦戦しているようですが、創立以来もっとも華々しい成績を持つのは陸上競技部かもしれません。なんと、東京オリンピック(昭和39年)に出場した本校出身の選手がいるのです。
その方の名前は片山美佐子さんです。昭和38年3月卒業の方です。本校在籍中に第16回国民体育大会(秋田)に出場し、2位に入賞しています。また、昭和37年8月別府で開催された全国高校陸上競技大会では、やり投げ女子で全国高校界ナンバーワンの地位を獲得しています。卒業後は日本陸上界のホープとして活躍し、39年オリンピック東京大会出場(11位)、41年アジア陸上競技大会やり投げ優勝、42年メキシコプレオリンピック大会銀メダルと華々しい活躍を見せたのでした。(ちなみに現在本校で勤務されている片山宏二先生のおばさんで、現在松山にお住まいとのことです。)
オリンピック出場選手を輩出したこともある本校陸上競技部。60数年の時を隔てて、再び新たな歴史を刻んでほしいと思います。