海外研修4日目

2024年8月7日 07時20分
海外研修

今日は、朝から列車でフライブルクに行き、現地スタッフの池田さんから旧市街の街作りの説明を受けました。

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フライブルクといえば、松山市と姉妹都市提携を結んでいる街で、愛媛の人なら松山市のフライブルク通り、

そして通称「西山」の上のフライブルク城(結婚式の前撮りなどでよく利用される場所)の名前を、聞いたことがある人は多いと思います。

実際に来てみると、観光客が多く訪れるとても魅力ある街で、大聖堂を中心にして人のにぎわいがありました。

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経済優先、環境への配慮、これら二つを両立することは非常に難しいですが、これを両立したのがこのフライブルクの街です。

フライブルクも第2次世界大戦の空襲で焼け野原になりました。

戦後復興に向けて、街作りを行い、今では「環境都市」として世界的に有名です。

美しい街の条件を池田さんに教えていただきました。それは、

①緑があること(緑には雑多なものをつなげる働きがある)

②道が曲がっている

③高さと壁面が揃っている

④店を経営している人がその建物に住んでいる

です。なるほどそういう観点で見ると街並みはその条件を満たしています。

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④については、街が空洞化しないように、また住んでもらうことによってその街に税金を払ってもらえるようにとのことです。

お店をしている人が街に住んでもらえるように、商店の裏側には普通の民家の装いがあります。

また隣接する幹線道路の騒音が気にならないように、立体駐車場を幹線道路と民家の間に配しています。

さまざまな住む人への配慮と工夫が感じられます。

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街を歩いていて、気付いた点を記します。

・人々が、自転車・公共交通機関を活用するライフスタイルが浸透している

・街の至る所にゆっくりできる場所があり、スマホを見ている人がいない

・コンビニがなく、スーパーも夜9時には閉まる 

です。「自動車」「スマホ」「コンビニ」といった日本人が好む便利な代名詞を、市民が生活の中心に置いていないということに驚かされました。

しかしながら、現代社会を否定して不便な生活をしているという感じはなく、無理なくエコでオシャレです。

結果このコンパクトな都市は世界的にも有名になり、世界各地から多くの観光客が訪れるあこがれの場所となり、経済面にもそれが還元されています。

人口が減少していく縮小社会の日本で、豊かに暮らしていくヒントがこの街にはあります。

午後からは、難民住宅、日本で「農協」にあたる現代木造建築物、ソーラー住宅の説明をInnovation Academyの方に説明してもらいました。

いかにエコロジカルに夏涼しく過ごし、冬の寒さ対策をするかということについて、

建築を行う際に、気候や土地の特徴を第一に考慮すること、

初期投資はかかっても、長い目でランニングコストを考え、結果として得な方を選ぶことが大事だと分かりました。

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今日は街を歩き、暑さで体力を消耗しました。

同時に、日陰や川から引いてきた側溝のきれいな水の流れが、どれだけ人間に涼を与えてくれるかを実感しました。

そして、クールダウンのスイーツで休憩をとることも時には必要です。明日研修最終日に備え、今日もゆっくり体を休めます。

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------ ここからは令和5年度分の日記です ------

桜満開

2024年3月31日 06時46分
学校の様子

本日、久万高原町は快晴となっています。

校庭の桜も満開となりました。

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いよいよお別れ

2024年3月29日 09時13分
学校の様子

春3月は、別れと出会いの季節である。

本校でも先日、離任式が行われた。卒業生も多く駆けつけてくれ、本当にうれしく思う。

不思議なもので、離任式を済ませると、通い慣れた学校が、全く違う景色に見える。

教員にとって、3月は特別な月。

本校で勤務する最後のこの日、次に来られる方がスムーズに仕事ができるよう、最後まで、念入りに文書整理を行う先生。受け持っていた教室を、しみじみと、いつも以上に丁寧に掃除し、教室の隅々までタオルで磨き上げる教員の後ろ姿。

今、この先生方は、何を考え、今日、この日を迎えられているのだろうか。その複雑な気持ちを思うと、私は簡単には声をかけられなかった。

勤務年数は違えども、上高を想う気持ちは、皆同じである。それぞれのお立場から、本校の教育活動を支えていただきいただき、感謝しかない。私ども留任する者たちは、先生方の業績や思いを受け継ぎ、上高の発展、生徒の幸せに向け、まい進する所存でいる。

転出される5名の先生方の新天地での、御活躍、御健勝、御多幸を祈念する。             

いよいよ4月。多くの先生方を送り出し、さみしい思いをしていた学校に、新たに先生方をお迎えする。また新たな1年間が始まる。

「共に創ろう誇れる上浮穴高~励ましの言葉が響き合う学舎を目指して~」

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