愛媛大学名誉教授 藤目節夫先生による講義
2023年4月26日 19時04分4月26日(水)、森林環境科3年生を対象に、科目「森林経営」の授業を利用し、愛媛大学名誉教授の藤目節夫先生による講義がありました。
本講座では、「森に新たな価値をつける」をテーマに、高校生にもわかりやすく話をしていただきました。
内容は、人間はこれまで自然環境の中で自然の一部として生きてきた。このため、人間は人工的な環境に長く置かれると、ストレス状態になりやすい。
そのため、樹木に接し精神的な癒しを求めるのはこのためである。このことは、科学的にも証明されている。
森林浴は、人の五感を通して自律神経系に刺激を与えることができる。つまり、①五感で体験する。②主体的な学びができる。③シェアすることができる。だからこそ、今、注目されているのではないだろうか。
新しい森林浴の形があるはず。私たちは今後、癒されるだけでなく、これからどういう人生を生きていけばよいかが求められる時代に生きていかなければならない。
人間も自然の一部である。
久万高原町というフィールドを通しては、ぜひ多くのことを体験してほしい。というものでした。
私たち森林環境科の生徒・教職員は、他校がまねできない「森林」という素晴らしい題材がありながら、その良さに自分たち自身が気が付いていなかったのかもしれません。
藤目先生におかれましては、私たちのために貴重な時間を割いて講演いただき、誠にありがとうございました。