上高今昔27「バス停」

2022年9月7日 08時45分
上高今昔

 現在の国道33号線は、本校前の旧道より一段高い段丘上を通っています。その33号線を高知方面に向かう車線の左側に、「上浮穴高校前」バス停と待合所があります。高低差はありますが、校舎がすぐ向こうに見えます。段丘の下から見ると、神社仏閣の「懸造(かけづくり)」のようなつくりとなっています。このバス停は、落出(おちで)と久万を結ぶ町営バスと、面河と久万を結ぶ伊予鉄南予バスとの共用となっています。また、この待合所は、学校から帰宅する生徒のためのものであり、雨や雪、寒風など久万高原の厳しい気象から生徒たちを守ってくれています。自宅から学校へ到着する車線のバス停には、待合所がありません。バスを降りてから学校までは、徒歩1分少々です。

 記録によると、この待合所は、昭和55(1980)年3月に竣工しました。「上浮穴郡町村長会」の寄附によるものとのことです。本校が、上浮穴郡から強い御支援をいただいてきたことを語る施設と言えます。最後の写真は、竣工当時の写真です。

 なお、久万高原町は、平成16(2004)年に、上浮穴郡久万町、面河村、美川村、柳谷村の1町3村が合併して誕生しました。

 本校の詳しい沿革は、こちら。→沿革史