上高今昔55(校内にある扁額)

2025年9月18日 17時08分

まずは校長室にある扁額です。

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この扁額については、「上高今昔8」で説明してあるのでそちらをご覧ください。

 校長室にあるもう一枚の扁額です。

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「成 必 則 勤」(勤むれば則ち必ず成る)皆川治広 書

まじめに勤めればことが成し遂げられるといった意味でしょう。「上浮穴農林学校」に贈られたものであり、「勤勉」の必要性を説いた言葉でしょうか。 皆川治広さんは、調べてみると松山市出身の方で、戦前戦後と法曹関係で全国的に活躍された方です。なぜこの方が本校のために書いてくれたのか、つながりは不明です。

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 「如 一 行 想」(宇都宮雅臣 書)です。第一教棟玄関下駄箱上に掛けられています。詳しくは「上高今昔39(部活動4 弓道部)をご覧ください。

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 「読 熟 思 静」(宇都宮雅臣 書)です。図書館の壁に掛かっています。「静思熟読」、じっくり本を読み思索することの大切さを説いているのだと思います。「五十年誌」には「語熟思静」と表記されていますが、「語」ではなく「読」と読めます。宇都宮雅臣さんは、本校の商業教員だった方で、「四十年誌」に掲載されている職員名簿の中にその名があります。

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 「礼法 百錬 心技」(稲田晃典 書)です。格技場にあります。稲田晃典さんも「四十年誌」の職員名簿に名前があります。芸術(書道)の教員だった方です。剣道・柔道にふさわしい言葉ではないでしょうか。

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 最後に船田一雄さん書の「知今堂」です。知今堂の東側の壁に掛かっています。「知今堂」と船田さんの関係、船田さんの為人は、「上高今昔35」をお読みください。築八十年の木造の講堂で、県下でも現役の建物は珍しいということでしたが、今年度夏休みから使用を見合わせています。安全を確保し、何とか再び使用できるようになることを願います。

このように、校内には六つの扁額が存在しています。