生徒・保護者の皆様へ
本県では、県独自の警戒レベルを10月29日から「感染警戒期(新居浜・西条圏域のみ特別警戒期間)」に切り替え、引き続き警戒を続けてきたところです。
しかしながら、県内の感染状況は、松山圏域をはじめ、県内すべての圏域で増加傾向が見られており、県全体の病床使用率は50%前後の水準となっているほか、高齢者の入院患者も今年夏の第7波のピーク時に迫る状況となっているとのことです。また、現在の北日本の感染状況や、過去2年の年末年始の影響等に鑑みると、更なる感染拡大の懸念があるほか、今冬は季節性インフルエンザとの同時流行にも警戒が必要です。
このような状況に加え、これから冬本番を迎え、県内でも第8波が本格化し、更に感染の波が高くなる可能性もあることを踏まえ、本県では、本日12月5日(月)から当分の間、県内全域の警戒レベルが「特別警戒期間」に引き上げられることとなりました。
次の知事メッセージが発せられましたので、御覧ください。
→041205【知事メッセージ】特別警戒期間への引き上げ.pdf
→041205【知事メッセージ添付資料】特別警戒期間.pdf
県内の学校においては、このところ学校内で大きく感染が拡大した事例はないものの、まもなく受験等進路に関わる重要な時期を迎えることから、県教育委員会では、今回の警戒レベル切り替えに併せ、県立学校の措置方針を、同日から、見直すこととなりました。これを受け、本校での感染防止対策等を、次のとおりとしますので、生徒・保護者の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
なお、季節性インフルエンザとの同時流行に備え、感染回避行動の徹底は継続して実施し、学校における感染拡大の防止と学校教育活動の継続の両立に向けて、必要な感染対策に取り組んでまいります。
Ⅰ 学校での感染防止対策
1 教育活動の制限について
〇 身体接触を伴う活動等(体育や、合唱・管楽器演奏・調理実習等の授業など)は、学校長の許可のもと、インフルエンザの同時流行にも備え、健康観察や換気、身体的距離の確保や手洗いなどの感染対策をより一層徹底しながら注意して行うこととします。
〇 生徒が多く集合する形態での校内行事においても、感染対策をより一層徹底しながら注意して行うこととします。
2 部活動について
〇 場面に応じたマスクの着脱を行いますが、マスクを外した状態では、可能な限り距離を確保するとともに、会話は控えることとします。
〇 練習試合や合同練習は、県内・県外ともに、訪問先の感染状況等を踏まえ、学校長の判断のもと、十分な感染症対策を講じた上で、厳選して実施することとします。
〇 公式大会等については、主催者が定めるルールや制限を厳守するとともに、移動や食事、更衣室での休憩等、競技や演技・演奏時以外の場においても感染対策を徹底した上で参加することとします。
〇 部室・更衣室等の利用については、換気、短時間・交替での利用、マスクを外した状態で会話をしない等の留意事項を徹底することとします。
〇 用具等については、使用の前後に消毒をするとともに、児童・生徒間で不必要に使い回しをしないこととします。
〇 練習試合等を含め活動時には、事前に必ず参加者全員の体調を確認し、少しでも異常が認められる場合は参加を認めない、試合等自体を延期するなど、校長や指導者の責任において、適切な判断と対応を講じることとします。
〇 県立学校の部活動停止の統一基準等(※)を徹底します。
※ 陽性者が、発症日等前2日間の内に感染リスクの高い状態で参加していた場合、最終参加日の翌日から活動停止する。(3日間程度)その後さらに、部活動関係者に陽性者や体調不良者が確認された場合、状況に合わせて適宜、活動停止期間を延長する。
3 校外との交流について
学校活動全般における校外との交流は、
〇 県内・県外ともに、目的や必要性、訪問先等を勘案し、厳選して実施することとします
※ なお、実施する際には、訪問先の知事が要請する内容や訪問先エリア(市区町村)の感染状況を必ず確認し、現地の注意事項に従うほか、感染リスクの高い行動を避け、感染回避行動を徹底することとします。
4 マスクの着用について(場面に応じたマスクの着用)
学校生活におけるマスクの着用は、基本的な感染対策として引き続き徹底していく必要はありますが、マスクの着用が不要な場面
・ 十分な身体的距離(2m以上を目安)が確保できる場合
・ 運動場や体育館等を含めた体育の授業や運動部活動、鬼ごっこなど密にならないランニングなど離れて行う運動
・ 徒歩や自転車での登下校時(会話がない場合) 等
では、マスクを外すよう生徒に指導するなど、活動場所や活動場面に応じたメリハリのある
マスクの着用を行います。その上で、できるだけ距離を空ける、近距離での会話は控えるなどの感染対策上の工夫や配慮を行います。マスクの着用については、生徒自身の判断でも適切に対応できる(本人が暑さで息苦しいと感じた時などには、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど)よう指導してまいりますが、指導の際、マスクの着用が不要な場面においては、十分な距離を確保した上で教員が率先してマスクを外すなど、周囲がマスクを外していない状況に同調しがちな生徒の傾向を考慮して対応いたします。また、マスクを外すことに不安等を感じる生徒については、適切な配慮を講じますので、担任や顧問等に御相談ください。保護者の皆様の御理解・御協力をお願い申し上げます。
5 寮について
〇 県内他校では、寮や寄宿舎での感染拡大が複数事例発生していることから、換気や消毒、密の回避、共用スペースでのマスクの着用、咳エチケットの徹底、近距離での大声での会話を避けるなど感染症対策を徹底することとします。
Ⅱ 学校・家庭生活を通した感染予防対策
県内では、友人との交流や地域でのスポーツ活動・習い事等の学校以外の活動でも感染拡大が多く見られていることから、以下について、再度、生徒を指導してまいりますので、保護者の皆様にも危機感を共有いただき、「感染回避」に強く軸足を置いて、対策を再徹底いただくよう協力をお願い申し上げます。
【日常生活】
〇 こまめな手洗いや正しいマスクの着用、換気等の基本的な感染症対策の徹底
〇 毎日必ず検温を行うなど、体調管理の徹底
〇 軽度の発熱、倦怠感など少しでも体調が悪ければ登校を控えるほか、習い事やスポーツ活動等への参加をとりやめ、早期に医療機関を受診
〇 換気の悪い混雑した場所など、感染リスクの高い場所への出入りは控える
【イベント・レクリエーション・会食など】
〇 活動場所や活動場面に応じたメリハリのあるマスクの着用を行い、マスクを外す際は会話を控える
〇 参加前には必ず検温を行う、発熱、倦怠感など少しでも体調に異常があれば参加しない
〇 飲食の際、会話は控える。特に歩きながらの飲食は、飛沫を拡散する可能性が高いため控える
〇 長時間の会食は避ける