４月１０日（日）、四国インターハイのPRイベントが

エミフルMASAKIで開催されました。

本校からは、学校推進委員会の委員長が参加し、

のぼり旗を持って、お客様にインターハイを周知するための

声かけを行いました。

高校生が主体となって積極的にPR活動をする姿は素晴らしいです。

四国インターハイまで、あと１０３日となりました。

　令和四年度愛媛県立上浮穴高等学校入学式式辞

   高原に少し遅めの春が訪れ、校庭の木々に花が咲き始めた、今日の佳き日に、来賓の同窓会長、森永 進 様、そして、保護者の皆様の御臨席を賜り、令和四年度愛媛県立上浮穴高等学校入学式を挙行できますことを、大変ありがたく存じ、厚くお礼申し上げます。御子様の晴れの日を迎えられました保護者の皆様に対しまして、これまで注がれた御慈愛に敬意を表しますとともに、心から御祝いを申し上げます。私ども教職員にとりましても、三十二名の新入生を迎えられましたことは、この上ない喜びであります。

　ただ今、入学を許可しました新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんを心から歓迎申し上げますとともに、これからの皆さんの活躍に大いに期待しています。本日この場に出席できた喜びは、皆さん一人一人の努力の結果であると同時に、これまで皆さんを支えてこられた保護者の皆様や、小・中学校の先生方、地域の皆様、友人などの多く方々のお力添えの賜でもあります。どうか、そのことを忘れず、感謝の気持ちを持ち続けていただきたいと思います。

    本校は、昭和十六年（一九四一年）四月に創立された愛媛県立上浮穴農林学校を前身とし、戦後、愛媛県立上浮穴高等学校となり現在に到る、今年度で八十二周年を迎える伝統校であります。創立当時、上浮穴郡には中等教育機関がなく、仕七川（しながわ）村村長新谷善三郎（しんたにぜんざぶろう）翁ら、地域の先覚者の皆様の御尽力により創立にこぎつけた学校であり、以来、地域の皆様から、絶大な愛情と御支援を注いでいただいております。本校は、現在、久万高原町に唯一の高等学校として、「上高（かみこう）」の愛称で親しまれ、地域になくてはならない学校としての使命を果たすべく、日々、邁進しているところであります。近年では、地元久万高原町の生徒の皆さんはもちろん、本校の教育理念に共鳴いただいた町外、全国からの生徒の皆さんにも多く入学いただいており、大変ありがたく感じております。

   新入生の皆さんには、こうした歴史と伝統ある本校に入学したことを誇りに思っていただき、上高生としての自覚を持ち、充実した三年間を過ごしていただきたいと思います。

　皆さんは、入学に当たり、心機一転、学びを深め、部活動や農業クラブ活動等に挑戦していこうと考えていることと思います。本校では、小規模校であることを活かし、それぞれの生徒に最適化された個別指導など、きめ細かい指導を行うとともに、地域の皆様に協力をいただいた体験的な活動も実施していくこととしています。アメリカの実業家カーネギーの言葉に、「優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りるほうが良いものだと悟ったとき、その人は偉大なる成長を遂げるのである。」というものがあります。新入生の皆さんには、教職員や地域の方々の助けを十分に活用していただくとともに、校歌の「学徒われら　もろともに　助けはげまん」という言葉のように、先輩、同級生など他者との協働を通じて、自らの力を高めていただきたいと思います。

　保護者の皆様、本日からお預かりしました御子様たちが、本校の指導目標である「豊かな人間性」「高い知性と自律性」「たゆまぬ実践力」を身に付けられるよう、教職員一同、全力を尽くす所存でございますが、学校と保護者の皆様との相互理解、一致協力があってこそ成し遂げられるものと考えております。そのためには、学校行事やＰＴＡ活動等に積極的に御参加いただくようお願いするとともに、日々の継続的な連携を、是非ともお願い申し上げます。

　最後になりますが、本日入学されました生徒の皆さんが、本校でたくましく成長し、地域社会に貢献できる人材として育ち、それぞれが目指す進路を切り拓き、大いなる自己実現を果たされますことを祈念し、式辞といたします。 　

　　　　　　　　　　令和四年四月八日　愛媛県立上浮穴高等学校長　中島　康史

令和４年度愛媛県立上浮穴高等学校　第１学期始業式式辞

   高原に少し遅めの春が訪れ、校庭の木々に花が咲き始めました。本日、令和４年度のスタートである第１学期始業式において、皆さんの元気な姿を拝見し、大変ありがたく感じています。

   新型コロナウイルス感染症については、春休み中に、県の警戒レベルが、「感染警戒期～オミクロン株感染拡大 特別警戒期間～」から「感染警戒期」に切り替わりました。県内の感染状況等から判断され、警戒レベルが一段階下がったわけですが、今回の切り替えは、決して「緩んでも大丈夫」というものではなく、

◎感染回避行動の徹底

◎特に会食ルール等の徹底

◎感染を広げた場合の社会への影響（様々な事業活動や医療への負荷）を強く意識

   この前提条件の中で、気を付けながら、社会経済活動との両立に向けて一歩を踏み出すものであります。これらの前提が守られなければ、元の厳しい対策に戻らざるを得ないという意識をもって、気を緩めることなく、基本的な感染回避行動を継続するようお願いします。今後の学校における感染症対策や学校活動のあり方については、後ほど、担任の先生等を通じて、お伝えすることとしています。

　さて、春は、別れと出会いの季節であります。本日は、新任式において、新しい先生方と出会いました。午後には、入学式において、３２名の新入生を迎えます。２、３年生の皆さんには、中堅学年として、最高学年として、それぞれの役割を果たしていただくとともに、新しい学年での学びを、先生方と力を合わせて進めていただきたいと思います。

　年度当初に当たり、近江商人のお話をしたいと思います。近江とは現在の滋賀県の旧国名であり、近江の商人は、最も古いブランド力をもった商人集団です。彼らは、地元で産物を仕入れ、他国に売り歩きました。行く先々で商品を販売し、その対価を得ます。お金の状態で近江に持ち帰れば、荷が軽くなって楽なことだったでしょう。しかし、彼らは、他国の産物を現地で仕入れ、それを近江への帰り路で販売し、更に利益をあげました。お金は天下の回りものという言葉があるように、貨幣は流通することに意義があります。彼らが売り先で産物を仕入れることで、その地域に貨幣が残り、その後の取引の活性化につながったことでしょう。また、近江商人に対する信頼も勝ち得たことでしょう。こうした彼らの商法は、「鋸商ひ」「のこぎり商法」と呼ばれています。自らが利益をあげるだけでなく、取引先に喜ばれることを重んじ、更には地域の活性化にも貢献する彼らの姿勢は、後世、「三方（さんぽう）よし」と呼ばれるようになりました。「三方よし」とは、「売り手によし」「買い手によし」「世間によし」の三つの「よし」をまとめたものです。

　近江商人のあり方は、現代におけるＣＳＲ―企業の社会的責任―や、過疎地域の活性化策にも通じる、古くて新しいものといえます。皆さんの今後の農業クラブ活動や「総合的な探究の時間」等における探究活動において、「三方よし」の考え方を参考にしていただければと思います。また、皆さんが、卒業し社会人となったとき、「自分の幸せ」「相手の幸せ」「社会への貢献」が同時に実現すれば、素晴らしいことであると思っています。

　最後になりますが、春という季節を表す英語は、御案内のとおり、spring　であります。英語の　spring　ということばには、「春」以外にも、「ばね」「泉」「はねる」など多くの意味があるとのことです。活力あふれるこの季節に、皆さんが、一段の飛躍をされることを祈念するとともに、先生方に、引き続きの親身で丁寧な御指導をお願いし、式辞といたします。

いよいよ、明日（４／８（金））から、新学期が始まります。

明日は、新任式・始業式・入学式が行われます。

お知らせ「【重要】新学期に向けて、「丁寧な体調管理」を」もご覧ください（クリック）。

４月８日（金）の時程 

２・３年生 

定刻登校

8：30　　　　　　 在校生体育館集合点呼

8：40～  8：50 　   新任式

8：50～  9：00　　始業式・担任発表

9：10～10：00　　ホームルーム活動

　　　　　　　　　時間割発表・座席・清掃配当・役員選出

　　　　　　　　　ホームルーム活動計画等

10：10～10：30　  大掃除

10：30～11：00　  式場準備（体育館）

　　　　　　　　　特別分担大掃除

11：00～　　　　　身だしなみ指導

               11：30　　放課（午後からの入学式には、在校生は参加しません。）

新入生 

12：00～　　　　　新入生・保護者受付

           ～12：30　　新入生・知今堂　集合完了

12：30～12：50　　新入生　点呼・諸注意

　　　　　　　　　 礼法指導（知今堂）

12：55　　　　　　 新入生体育館前整列完了

13：00～13：50　　入学式

14：00～14：50　　新入生　ホームルーム活動

　　　　　　　　　  時間割発表・座席靴箱配当

　　　　　　　　　  行事予定・書類提出確認　等

                14：50　　放課